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霧を晴らすもの - mist

私が動画をあげるようになってから、初めて反響があったのは「リセット」であった。
あるいは、私が初めて呼応したのが「リセット」からだったといったほうが正確かもしれない。

何の気なしに撮った、だから、紹介を受けるなどという恐縮するような事態をまったく予想できなかった「リセット」は初めて多数のコメントをいただいた。
ただし、私が呼応したのはそれではなく、その3日後のことである。

「カードマジック stella」 というタイトルの動画を発見した。
私のアップロードしたリセットと同じプロットであった、その動画の説明文にはこう書いてあった。
「病マジさんや他のマジシャンの方々に影響されて投稿しました。」
私の名前は書いていなかったが、私の動画を見てからの投稿であることは明白だった。
いやに、挑戦的なことをするな。と思った。
と、思うと同時にコメント欄に文字を入力し送信ボタンをしていた。
「私の動画で紹介しても良いですか?」
ボタンを押してからなんと稚拙な文だと後悔したが、私の中でうれしさが圧倒的に勝っていた。
思わず、送信してしまった。
ニコニコ動画でコメントしたのはそれが始めてである。

そう、うれしかったのだ。
理由は単純である。
まず、技術的に長けていたという事。みていて心地よかったし参考にもなった。
そして、少なからず私の動画に呼応しているのだというリアクションに対する喜び。
技術的にほとんど打ちのめされてた私は、それでもハンドリングの違いと若干のアレンジによって単純に比較できない動画のつくりにホッとし、高揚した。

mistという名前を知ったのはそれからずいぶん後になるが
彼を発見したのはその時だった。

私の稚拙な質問にそっけない回答をした彼はその後もうひとつ
動画を上げ、ニコニコ動画に合計2つの動画を置いていた。

特にコンタクトもなく、そりゃそうだとがっかりしながら納得し、
おとなしくしていたら、しばらくしてその2つの動画は前触れもなく消えていた。
結構困った。
「フラリッシュの方が得意です」と説明文に書いていた彼と会話の機会を取りたいという欲求があったからだ。
連絡方法が完全に断たれた。

そしてそのとき気が付いたが彼は若かった。
その落ち着いたハンドリングと動画に移る背景からあるいは同年代ではないかという勝手な思い込みをしていたが、
文章が若かった。
謙虚な文章は型どおりのものであったし、そこに自尊心が見え隠れしていた。
そして、回答がそっけなかったのではなく、対応に困っていただけたのだと気が付いた。

ようつべの検索欄に「フラリッシュ」を入力しても出てくる動画は20件ほどである。
投稿者で数えてしまうと片手で収まる。
当然プロも入っているのであるが、その中で技術的に1、2を争うのではないかという人物がmistであった。
見つけた。
といっても、彼のチャンネルにはニコニコ動画に関する話題は一切ない。
もちろん、同じ動画も載せていなかった。
名前にも接合点はなかったし、一見して別人物である。
おまけに、ニコ動であげている動画と全て別アングルで撮ってあって同じ背景がない。
ご丁寧に使っているカードも違う。
意図的に隠しているのかどうかわからないが、食えないやつだと思った。

しかし、見る人が見ればわかるその手のしなやかさは同一人物であったし、
動画の構成もまた、同一人物であった。
ようつべのチャンネルを通してカマを掛けたメッセージを送ると素直に認め、コンタクトを取る事に成功した。

年齢、身長、簡単な家族構成を当てると彼は少し驚き、フラリッシュやマジックの事などに関して文章で会話した。
とても充実したものだった。
印象は変わらず、しなやかで、少しさびしげで、きらりと光る自信が見えた。
つまり、何のことはない、彼の手を見れば彼がどんな人物であるかは、はじめからわかっていたということだ。

mist 彼自身が霧なのか、または霧の中に潜む何者かであるのか。
私の見えている影は深い闇なのか輝ける光なのか、濃い霧の中でまだはっきりとはしていない。


フラリッシュなブログ http://blog.livedoor.jp/card_flourish_mist/

mist 様 youtube channel http://www.youtube.com/user/CFMJEIE
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マジック / フラリッシュ / デザイン / ~のコツ / プログラム関連 /
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