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「被害妄想」発「勇み足」行き

人は基本的に恐ろしいほど普段全くもって何も見ていない。

友達とご飯を食べに行って一時間くらい一緒にいたのだが、その間ずーっとピルエットをしていた。カードを指先でくるくる回すやつである。
一見目障りであるが、友人は全く気が付かない。ようやく、私の意識が指先に言っている事に気が付いて「何してんの?」と聞いてくるくらいである。私も大した返事をせず、そのままでいると、別段気にする風も無く話題にもならない。
ところが、である。
帰ろうとして席を立つときにタバコを取ってくれといわれたので掴んだ箱を指先で半回転させて渡した。ピルエットと同じ動きだ。友人は隣の席の人が振り向くくらいの声で驚き「うわ、なにそれすげー」。
タバコの箱でやったから驚いたわけではない。その後同じ事を、いや正確にはそれよりぐるぐるでカードをまわしたら一度目と同じくらいの驚きを見せた。
「さっきからずーっとやってたじゃん」というと「え?そうなの?」
とあっさり言われた。
隠してやっていたわけではない。テーブルの上でやっていたのだ。
人は、多少動いてようが、場にそぐわない物であろうが、派手な色であろうが、フレームの中心にあろうが、目に入っていても見ようとしなければ観えていない。

これは何も気を抜いている時だけではない。例えばマジックの演技を見るときは別の話だといわれそうであるが、基本的には同じである。
二人の人を対象に手品を見せたとき、最後にいらないカードが右手に残る手品をした。
で、余計なカードを手に持っていたので、ポケットにしまおうとした。特別な事をせずにポケットに手を突っ込んだ。
そしたら、ばっちり見られてしまった。ポケットに手を突っ込む動作を事前にしておいて布石を置いていたわけでもないので、こりゃ気がつかれたなと思った。が、大丈夫であった。
怪しまれなかったというレベルではない。
会話を聞くとこうである。
「さっきのカードはどこに行ったのだろうか」「どこかに隠したのではないのか」「でも、ポケットとかに手を入れてないからなー。」
!!( ̄□ ̄); は?
見てたじゃん。冗談で言ってるかと思ったら本気だった。
デコイは用意していない。

というと、これは意識外のところでやったからだと言われそうであるが、凝視されていても、基本的には同じである。
ハンドトゥーマウスを「もう一回やってくれ」と言われたときはさすがに困ったが、というか必ず言われるが、2回やっても口から出る瞬間を見られた事はない。
もちろん、タネを見破ろうとしてのリクエストである。
サシだと無理だと思う。なんか、一言添えるのがポイントみたいだが、確証はない。
しかもである。ダブルリフトまで失敗してもばれない。失敗といってもちょっとやそっとのズレではない。2枚目のインデックスが見えるくらいまでずれた。めくるときに。凝視されていた。
これはさすがにばれた、と思った。しかも2回目ハンドトゥーマウス。開き直って演技を最後まで続けたが、1回目と同じように驚いていた。
こっちが!!( ̄□ ̄); である。
からかわれてるだけかと思ったが、俄然違った。
多分脇で見てる人は気が付くのであろうが、この理論で行くと脇にいる人は見ないので、きっと誰にもばれてない。
どうも「いつ抜き取とるか」という事だけに集中して見ているようで、それ以外は見えていても観えていないようである。

別に私はミスディレクションの達人ではない。
何もしていない。
本当はミスディレクションについて書きたいのであるが、これを解決しないと分からないということに気が付いた。
私は「見る」という事を理解していないようである。
ゆうきともさんのブログを見ていたら、このような事が書いてあった
「演技中にお客様に 1+2+3は?という質問をしたら 5とという答えが帰ってきた。それも結構な頻度である。4と答えた人もいた」
つまり、そういうことなのであるが、どうすればいいかはよくわからない。
あるいは、全てただ単に驚くタイミングを逃したので驚きなおしてくれているだけかもしれないが、どちらにしても同じ事であろう。

とりあえずは、ミスディレクションはマジシャンを神話化するためのただの幻想だった事に気が付いたので、私は捨てる事にする。
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