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じゃがりこのデザイン



漫画「寄生獣」で超激強の敵ゴトウというラスボスみたいなやつがいます。主人公のシンイチもなかなか強いのですが今までの敵とはまさに桁違いのゴトウ。いよいよ追い詰められて、もう戦うしかないとなった時に相棒のミギーがこのような事を言います。
「圧倒的に向こうの方が強い。でも、比べる尺度を他のものにしてみたらどうだろうか。例えば色、形、臭い、数などで比べたらどうだろうか。」
この漫画で一番好きな台詞です。好きなわりには良く覚えていませんが。
私は自他共に認めるおばかさんです。かしこくなりてーなー、と思います。
「頭の良さ」という尺度は人によってまちまちだとは思いますが、今日の私の思う「賢さ」のモデルはミギーに有るような気がします。
結局その後ミギーは割とあっさり目にやられてしまいますが、しかもその後結局わりと精神論で何とかなってまして、「賢明さ」の限界みたいなのも描写されてるのかなぁと思うのは読者の勝手な妄想です。

私の一番好きなお菓子は「じゃがりこ」です。
かなりロングセラーだと思います。10年くらいですかね。
好きと言っても年に1回か2回くらいしか食べませんけど。
美味しいと思ったことは一度もありません。
なんか、よくわかりませんが、じゃがりこが美味しいと言う人が沢山いるのですが、それが不思議です。
まずくは無いですが、特に特徴のある味だとも思えません。
あえて言うならカリカリ感が他のよりも強いかなとも思いますが、好きな人はアレにお湯をかけてふやかして食べてるらしいので、どうもそういう事ではないみたいです。
味も薄いし。
私が好きな理由は「パッケージがドリンクホルダーに入るから」です。
割とあっさり目に書きましたがこれを発見した時は踊り場で小躍りしました。
私は勝手にこの理由によってロングセラーになってるものだと思っていましたが、一応「美味しい」という尺度でもかなり上位の評価を得ているようなので、関連性は無いかもしれません。
一応、言っておきますが、「ドリンクホルダーに入る」のを発見したわけではありません。
「ドリンクホルダーに入るという事を考えて作られている」という事に気がついたので、すげーと思いました。
公式にどのように発表されているかは分かりませんが、じゃがりこはドライバーの為のお菓子です。
正確に言うと「ドライバー層も取り込んだお菓子です。」

じゃがりこ以前のスナック菓子は袋詰めが常識で、例外と言えば、おっとっとの箱入り、プディングルスの筒、ポテロングの箱、みたいな感じでしょうか。
じゃがりこのパッケージはかなり衝撃的でした。なにせ小さい。これは、相当損した気分になります。やっぱりなんだかんだで沢山入っていた方がうれしいですからね。空けてみても、パンパンに入ってると思いきや、割と余裕のある感じでスナックが立っています。
食べても特段激うまってほでもない。
全く持って意味不明でした。
ドリンクホルダーに入るのは普通に入るので、当たり前の様にホルダーします。
はじめみたときはただの偶然だろうと思っていましたが、よくよく考えたら、今までのお菓子でそんな事に考慮しているものは無かった。
そして、まじまじ見てみたら、パッケージどころの話ではない。これは明らかに製作者サイドの意思が入っている!。
・カスがでにくい
まず、あのカリカリ感ですが、ただの食感を良くする物だと思っていましたが、違います。
表面がつるつるしていてカスがでないようになっているのです。
これはドライブ中につまんでも車内が汚れないようにする為であり、仮に落としたとしても拾いやすいよな構造になっているのです。
・箱が丸い
箱にするだけなら別に円錐形にする必要はないのです。円柱でも四角でもいいのです。円形でテーパーがかかっているのは明らかにドリンクホルダーを意識しています。
・箱が安定する高さ
さらにあまり高さが無いのが良いです。ポテロングではいけません。カーブの時に倒れます。
鈴鹿サーキットでの転倒テストを繰り返してあの高さになったのだと思います。
・箱に対してお菓子が立ててある
本体の形状が棒状であるという事が最大の鍵です。そもそも、ジャガイモをベースとしたお菓子で、じゃがりこという名前をつけているにもかかわらず、形状がその名を無視しているところが不自然です。これは見なくても取れるようにするために設計されているわけですが、お菓子を食べるのに「取る時見ないで取るかも」なんて心配して作る製作者はぶっ飛んでいると思います。
油も手につきませんしゲームをしている時に食べられるように設計したのかもしれませんが、パッケージなどを考慮すると、やはりドライバーに最適化されていると思います。
・一口で食べれる大きさ
つまんで口に運んだら、アクションが終わります。例えばせんべいだと半分かじって、半分手に持ったままか、どこかに置く必要があります。この場合その最中に右折などが重なった場合ウインカーを取るかせんべいを取るかの2択を迫られる事になるのです。
じゃがりこの場合それがなく、一口で食べられないとしても、その形状の持つ特徴から、口にホールドしたままで手を自由にすることが可能なのです。

とつまり、じゃがりこはスナック菓子に珍しくデザインされているお菓子なのです。
ともすると、うまければいい、パッケージがおもしろければいい、という事だけ考えればよいお菓子の製品群の中で異才を放っているのが、このじゃがりこなのです。
おいしくする為に「おいしく食べるためのシチュエーション」までプロデュースされてるお菓子なのです。
そして何より、その辺を一切パッケージ等におこがましく謳っていないところ(私の知る限りでは)がかっこいいから好きなのです。「え?別に売れてるから、関係ねーし」みたいな!。「言っても意味ねーし」スタンス!。

かくして、じゃがりこはドライブ中のスナック食をなしえたのです。
いわばコロンブスの卵、誰でも思いつくことですが、開拓したのです。
スナック界でドライバー層を開拓したのです。
じゃがりこ以後はガムのボトルケースとかパッケージがじゃがりこ型のものとか後継者が出てきています。
じゃがりこのDNA。
コロンブス開発者。
私も今度運転中にじゃがりこ食べてみます!!
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