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肉食系マジック




手品には具体的な現象と抽象的な現象の2種類あります。
具体的な現象というのは
擬似的に演出した能力を欲求とそのまま直結しているものです。
抽象的な現象とは
能力をメタファで表現しているものです。

例えば、1000円札が10000円札になるマジックは具体系です。
同じ能力をもっていたら誰だって1万円にしたいですから。
デックの真ん中に入れたカードが一番上に来るマジックは抽象系です。
カードを貫通させているのかプチテレポーテーションしているのか分かりませんが
もし同じ能力を持っていたら他のことに役立てます。
ツナ缶の中身を缶切使わないで出すとか。
まちがってもトランプでは使いません。
生きるうえで生活に役立つ能力をあえて無駄なことに使っているのが抽象系です。

極論、10000円が1000円になるマジックは抽象系です。
抽象系がそれでもマジックとして成り立つのは
見ている人もバカではないので
それと同じ原理で別のことに役立てられると思うからです。

特徴ですが
具体系は写実的でリアルです。
比較的衝撃が強く直感的で分かりやすい。
その分、生臭くて、えぐい、品が落ちます。
ウケが良いです。

抽象系は印象派でアニメチックです。
インパクトは弱いです。
その代わり、エッセンスだけ抽出してますので上品です。
血抜きがされているといったら理解しやすいでしょうか。

ちょっと古いですが、肉食系マジックと草食系マジックって感じです。

以上を踏まえて気をつけなければいけないことが2点。
・抽象系現象の時にあまり「凄いことやった感」を出してはいけない。
・混ぜてはいけない。
マジック三原則の一つです。

演者によって具体系よりか抽象系よりかの傾向が出ます。
マリック、セロ、ダライラマ、あたりは具体系よりです。
具体系はライブで見るほど費用対効果が上がります。
現象が演者に近いからです。
逆に映像などを介すと効果が下がります。
少しジレンマになっています。
大切なポイントは傾向があるのは演者だけではないということです。
見る人も具体系が好きな人と抽象系が好きな人で分かれます。
基本的には具体系の方がウケが良いですが、まれに抽象系しか受け付けない人がいます。
これを見極めないといけません。
といっても、見極めた所で出来る演目は決まっているのでどうしようも無いのですが、最低限のことはしましょう。
抽象系現象を具体系のテンションで行ってはいけません。
ベジタリアンに肉食を進めているようなものです。たとえが悪いですが。
野菜しか入ってない事を宣言して、なおかつお肉を入れないようにしましょう。
ちなみに、引いたカードを当てるのは抽象系ですが、それを思い描いてもらってテレパシーで当てると具体系に近づくので気をつけてください。
現象に対する応用数*応用までのステップ数で具体化係数が出てきます。
少ないほうが具体系です。
逆に具体系の現象を起こす時にあっさりやると違和感が起きますので、現象に対するテンションを5段階くらい決めておいて沿った容で演じるべきでしょう。

さらにこれを踏まえると、例えば3演目やるとして、2番目に具体系のマジックをやってしまうと情緒不安定になってしまいます。
手から時計を出すには「っふん」って言わなければいけないと思いますが、カードを箱に貫通させるくらいは指パッチんで済まさなければいけません。
交互にやると落ち着きの無い人になりますので、順番を考えるか、同じプロットでもエフェクトを変えて具体化係数を合わせてください。
自分の持ってるレパートリーに順位付けしておくとよいと思います。
ちなみに混ぜた場合は抽象系の方に丸められます。

ロジャーラビットと同じ原理です。



あと、一応言っておきますが、真に受けないで下さい。


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マジック / フラリッシュ / デザイン / ~のコツ / プログラム関連 /
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