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もう一回やって

:クロースアップ条件
演技を見せた後よく言われる事に
「もう一回やって」
があります。

定石として同じマジックは2回やってはいけない
というのがあります。
私はやる気があればほいほい何回でもやるタイプですが、基本的には1回でやめるのがベストです。
当たり前すぎて皆さんあまり考えないようですが、なぜ2回やってはいけないかが結構重要なところです。
よく説明されているのが
・タネがばれやすくなる
・感動が薄れる
・挑戦的になる
などですが、これまた全て間抜けな答えです。

なぜやってはいけないかというと
「安売りしてはいけない」
からです。
この一点です。(あと、めんどくさいからです)

人間「限定品」とタグが付いていた方が魅かれるものです。ここでこのリクエストに答えてしまうと頼めばいつでも2回やってくれるという印象を与えてしまいますので、次から集中してみてもらえません。
それでまた、もう一回やってといわれて悪循環になります。
そもそもマジックというのはどれだけ「特別」を演出するかのエンターテイメントといっても過言ではありません。その上で繰り返しやるのは愚の骨頂です。
つまり「タネばれの心配など事務的で末端的な理由ではなく、マジック自体の本質に希少価値をあげなければいけないという一面を既に内包している為、1回でやめるべき」ということです。
どんなに簡単なことでもも「簡単にできる」という印象を与えると演技として成り立たなくなるのです。

と、ここまで前置きで今回は「マジックは1回でやめる」というのを前提にしてその方法について考察します。

一回でやめるには単純に2つしか方法がありません。
・「もう一回やって」を言わせない
・言われても断る
この2つを軸にして話を進めていきます。

まず、お客様側から見て「もう一回やって」というシチュエーションは3通りあります。
1.見てなかった
2.タネを明かしたい
3.単純にもう一度みたい

1.見てなかった
観客が複数いる場合、全ての人がアクターを見ているとは限りません。人と話していたり、メールのチェックをしていたり、物理的に離れていたり、様々な理由で全員がしっかり見ているという状況は稀です。
その状態で演技を行うと見てない人が必ず出てきますので「もう一回やって」と言われます。
「全員がしっかり見ている」という状況が理想ですのでそれを作り出す必要があります。
で、どうするかですが。
まあ、確認すればよいと思います。
見たい人の人数を確認して、その人たちに今から始めますよということを宣言して、全員見て、全員の視線が集まってるのを確認してからはじめればいいだけです。
当たり前のことですが忘れがちなのでしっかりやりましょう。
そこまでしても演技の途中で離脱する人はいますが、それで「もう一回やって」といわれても見てないのが悪いということで心を鬼にして断りましょう。

また、観客の人数と言われる頻度は反比例します。
3人くらいだと「もう一回やって」という人が1人くらい出てきますが4人になると減ります。
観客を増やせそうな状況なら4~5人に調整するとよいでしょう。

また、速すぎてわからなかったので「もう一回やって」と言われることがあります。現象が起こる前や状況説明は全員が納得しているか確認してから行動を進めるようにしましょう。

「見てなかった」で「もう一回やって」と言われるのはケアレスミスですので最低限これは避けるようにしましょう。

2.タネを明かしたい
アクターが最善を尽くしても「もう一回やって」と言われることは当然あります。その中で一番多いケースがこれです。これはもうなにやっても言われますので、強制的に防ぐ必要があります。
よくある方法が
・演技を始める前に「1回しかやらない」と宣言しておく
・ルーチンの中に最後で使っている道具が消えてしまう構成を入れる。
・種明かし的な要素のあるサカートリックにする
あたりでしょうか。
状況が整ってないと難しいです。
先に宣言するのも正直、雑な対応です。

これもやはり観客の人数調整が有効的だと思います。
あとはタネを知りたいためにもう一回見たいのかどうか聞いてyesと答えたら教えちゃえばいいと思います。
2回やるよりタネを教えた方がましです。
大概「タネ知りたいから?」と聞いて「はい」でも「いいえ」でも「じゃあおしまい」と答えれば引き下がります。

似た様なプロットをもう一度行うというのもありますが反感を買うだけなのでやめた方がよいでしょう。
「もう一回やって」というのはそれをもう一回やって欲しいわけですから違うのをやったら「こいつ人の話きいてねぇのか」と思われるだけです。

3.単純にもう一度みたい
「もう一回やって」と言われやすいマジックとそうでないマジックがあります。大雑把に言うと短いマジックは言われやすいです。
当然。
簡単そうで頼みやすいし時間的にも圧迫しないので。
1アクト5~6分くらいにすれば長くて頼む気もなくなります。
短いプロットのものはつなげて5~6分にするとよいでしょう。
「もう一回やって」と言わせることを演技上に組み込んだルーチンにできたりすると理想です。

また、観客側の褒め言葉の常套句として「もう一回やって」という人もいますのでそのときは軽く断ればよいと思います。
「ありがとうございます。褒め言葉ととらえます。」くらいで。

重要なのはどういう意図で「もう一回やって」と言っているかを察知して対応する、ということです。


でもって、ここからが本題ですが断り方です。
「もう一回やって」を言わせないというのはどうにもならないところはありますし、状況で押さえ込んで言動誘導するのもいささかマッチョのような気もしますので私は断る方が好みです。
大きく分けて3つですが
1.無視
2.ジョークで逃げる
3.向かい合って断る

1.無視
完全無視・・・相槌すら打たない。立ち去る。
ちょっと無視・・・相槌は打つけど、話は聞かない。スルー。
話題を変える・・・無理矢理話を変える。あるいは違うマジックに移る。

基本的に失礼です。ショーの体系がしっかり整っているのであれば割り切って無視してもよいかもしれませんが、通常見せる状態で無視はやめた方がよいでしょう。
普通に嫌われます。

2.ジョークで逃げる
いなす感じです。
空気読まないとダメです。
若い人には通用しません。

3.向かい合って断る
困った顔をする「・・・・・・むー・・・・・」
説得する「2回見ると面白くありませんよ」
謝る「すいません。勘弁してください。」
土下座する「ほんと勘弁してください。もうしません。出来心だったんです。」
キレる。「一回やってやっただけでもありがたいと思え!ぐぐれかす」

ま、難しい理由を言わず、謝って断るのが一番いいでしょうね。
なんじゃそりゃ。
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以下蛇足。よくある断り方テンプレート。

「事務所から止められてまして」
「死んだおばあちゃんの「1日一回まで」って遺言でして」
「私日本語ワカラナイ」
「夢は一度見たら十分だろう?」
「同じこと二回やったらかっこ悪いじゃないですかー」
「大事なことじゃないので一度しかやりません」
「MP切れ!!」
「HP切れ!(あんこくけん的な意味で)」
「やり方忘れた」
「2回目は次に会ったときね」
「2人きりになってくれたらいいよ」
「じゃあ携帯番号とアドレス教えて」
「2回目以降は有料になります」
「次は○○さんにやってもらいます(客に無茶振り)」
「12時を過ぎたので魔法が切れました」
「わがまま言うんじゃありません!」
「わかりました。3時間 後にもう一回します」
「今日の営業は5時までです」
「次やったら魔界の黒龍に腕持ってかれる」
「このマジックを以前連続で見た人がいるんですけどその後消息不明になりましてね」
「風水が良くない」
「このマジック今日一日で通算1065回やってるんですよ。もう勘弁してください。」
「2回目以降はネズミーランドからロイヤリティが発生するんですよ。」
「腕が泣いている」
「あとで動画送るわ」
「アンテナ1本しか立ってない」
「充電切れそう」
「HDの残り容量が少なくなっています」
「印鑑と印鑑証明持ってきてください」
「キャッシュカードの暗証番号教えてくれたらいいよ」
「2回見るとタネがばれちゃうからダメです」
「やってもいいけどちゃんと今みたいに驚いてくださいね」
「リクエストのエンティティはメソッドに対し、リソースがサポートしていないフォーマットなのでパージされます」
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