■default ---■fontsize --70% --80% --100% --120% --140% --- --■scroll_switch

ひな祭りは女の子の節句ではありません

大学の授業というのは1時間が90分なのですが、今思うとニコニコキングオブコメディーの長い時くらいもあるので、やるじゃねーか、と思います。
1時間というか一区切り。
1時間は60分だけどその1時間じゃなくて、1時間目の1時間の時に使う時間です。もういい。
1時間が1時間半です。
文化民俗学だったか風俗民俗学だったか風土民俗学だったか名前は忘れましたが、とにかく民俗学という講義がありました。
私の嫌いな歴史系でしみったれた話しかしないのでくそつまらないのですが、ある日教授が授業の冒頭で言いました。
講義室は一番大きい所で、イメージで行くと踊る大走査線で本庁の人間がみんなで捜査報告する所の感じです。
私は真ん中の教壇から見て左端、どちらかというと出入り口に近い位置で聞いています。出席だけもらえばいいので基本的には仮眠の時間です。
教授が授業の冒頭で言いました。
「多くの人が勘違いしていますが、ひな祭りは女の子の節句ではありません。」
!!?
何だこのミステリー。
やべー、今日超おもしれー。
90分間、教授はひな祭りの起源を紐解きます。
まるで高僧のように説き、その声は秋の木の葉をまとった風のように流れていきます。
内容は全く覚えていません。
なぜなら最後の5分におっしゃられた言葉に全部持ってかれたからです。
「つまり、ひな祭りは女の子の節句ではなく女の・・・女性の節句なのです。」
ポールポジションでどうでもよい。
ずっこけました。
その前に「節句」ってのがなんだかよくわかんねーし。
誇張なしで、私、ひじをガクッとして、椅子からずっこけました。
リアクションしたのは私だけでした。
何してんだこいつ、と思われたでしょう。どうせ寝ぼけたぐらいに思われたでしょう。
おまえら、全員吉本興業だったら、いま壮大なやつで一番面白かったところだからな。損しているのはお前らだからな。
と思いつつ、新しい90分の使い方を学びました。
たっぷり構えるやつ。
そんなこんなで、仮眠も我慢していましたので、授業が終わってからしばらく椅子に放心状態で座っていました。
講義室を出たのは私が最後でした。
なんか、泣いている所を見られるのが恥ずかしくて、映画を見た後に立てない人みたいですけど、違います。

一週間後くらいに、あんましゃべったことの無い知り合いに「なんか君、仏様みたいだった。」と言われました。
講義室の後ろが天窓だから、という理由だけではないと思います。
スポンサーサイト
ブログ内検索ワード
マジック / フラリッシュ / デザイン / ~のコツ / プログラム関連 /