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オヤジギャグが消える日

誰かがつまらない事を言って、場の雰囲気が不適合な状態になる事を「しらける」などと言います。
他にもいろいろ有ります。
・場が凍る。
・さむい。
・滑った。
聞いた者に目を向けると
・冷める。
・ひく。
・なえる
発言した者の方に目を向けると
・怪我をした。
・やらかした。
おしゃれな言い回しだと
・時間が止まった。
・遠ざかった。
対応方法にまで目を向けると
・明らかに聞こえた状態で聞こえ無かった場合の行動を作為的に起す。「え?今なんか聞こえた?」など。
・明らかに取り上げるレベルに達していない事を承知で作為的に審議解説判定を行う。「今のは○○と○○がかかってるところが面白いところですねー」など。
対応により先の発言を前向きに再利用する事を目的とした場合は
・あえてつまらなかった事を明示的に宣言し、共感性を引き出す。「今のは全然うけてなかったなー」
・発言意図の理不尽さに鉄槌を下す。推定の解答。「つまんねんだよ!!」

などと、現代において表現や攻略は多岐にわたります。
そして、これらは1990年代初頭からてテレビ文化と共に普及したと思われます。
関西圏の芸能文化が全国ネットに登場した頃です。
簡単に言うと私が子供の頃は滑っても放置でした。
取り立ててピックアップする事は無く、つまらない事を言う人がいても特別なビハインドは設けられません。
でもなんか、もやもやはしておりまして、なんつーんだろこういうの、と思っていました。
初めてテレビで「滑った」と聞いた時、おおなるほどこれが「滑った」か、と思いました。
とは言うものの、あえてこの滑ったを発言する機会はそうそうありませんので、しばらく心の中でかみ締めていた時期が続きます。
その後、形容詞-「い」+「っ」の現状指摘の表現がリリースされます。
「長がっ!」とか「でかっ!」とか。
1990中期から後期にかけてダウンタウンの松本人志さんが頻繁に発言するようになり広まったと思われます。
さむいも形容詞なので「さむっ」となります。「さぶっ」とか。
この「さぶっ」の現状指摘の開発により相互対話が幕開けしたといっても過言ではないでしょう。

今まで、言いたい放題だったつまらない発言に規制や方向性を持たせる事ができるようになりました。
エントロピー増大に対する自己組織化。
複雑系に対する複雑適応系。
ブラックホールに対するホワイトホール。
プリンに対するカラメル、であります。
Vさくらのめくり中キックに対する、リバーサルで前転してあえて一発食らうことにより空中判定にした後受身を取ってめくりハメを回避するケン。
ですよ。

なんか長くなってきたのでまとめます。
そういうことで、オヤジギャグみたいなのを言う人は私より上の世代だけです。
滑るという言葉が無かったので感覚も無かったのです。
神経が抜けているので何も感じません。
アメリカ人がそばすすれないとの同じ原理。
子供の頃使っていないと動かせない理論。

という事でこれからの世代はそばすすれますので、以降オヤジギャグ言う人はいなくなります。
ダジャレとかスペシャルデオドラントまがいのギャグとか、言う人はいなくなります。
滑りという言葉が存在しなかった世代。
天敵がいなかった時代。
言葉は日本におけるアメリカザリガニ。
オヤジギャグは原罪の汚れなき浄化された世界なのだ。

ここまで持ち上げたので、今度からはつまらなかった場合つまらないとはっきり言うようにします。

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