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つまらないものですが

生まれて一度も使ったことが無い言葉です。
つまらないものですが。
人に贈り物をするときに大人が言います。
お中元とかお歳暮とか。
よく言うのが「つまらないものなら、ひとにやるなよー」なんつって。
私は今まで、これは日本人の奥ゆかしさだと思っていました。
謙虚の表れ。
思ってました、といってもどこに正解があるわけでもないのでしょうが、
勝手に解釈のコーナーです。
つまらない物ですが。
なぜ、こんな事を言うのか。どういう意味なのか。
つまらない物上げるなんて失礼だろ、という人もいますが、
それは少し違うと思います。
なぜそんな事を言うのか、の前に考えなければいけないことが有ります。
なぜ人に物を贈るのか。
いや、なぞなぞじゃ無いですので、お世話になってるからです。
感謝の気持ち。
何で感謝してるかというと、こんなゴミ虫みたいなうだつの上がらない私と縁を持っていただいてるからでありまして。
「そんなあなたの行いに比べてみれば物なんていうつまらないものには代えがたい事ですが、あなたにこれを贈ります。」
または
「私の感謝のしるしで、物には代えがたいですが」
そんな意味なのではないかと、ふと思いました。
人の行為は尊く、物よりも上位に置かれている。
だから、いくら高い物でも良いものでもつまらないものになる、謙遜というより、誇りというべき輪郭が見えてきました。
もちろん、それを挨拶にするなら、ダイレクトに
「代えがたいですが」
とか、他の言い方もできると思いますが、そこは謙虚さとシャイさも相まって、「つまらないものですが」
となったと考えても不自然では有りません。
さようなら、とか他の日本語の挨拶の洗練され具合から考えても、そちらのほうが自然というものでしょう。
もし子供ができたら嘘でもそう教えようと思います。
その前に、自分で一回くらい使ってみないと。か。
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